★<エスパーのルアー釣り:恭介の成長>
エスパーを釣り上げるにはまず、煽りを入れ食餌活性を高めましょう。タックルボックスから『かもね』を選択。シャローで引き回すと効果的です。エスパーに水面を意識させたら『大人の関係』へとルアーチェンジ。エッチな着水音が立つほどにキャストすれば即、バイトしてきます。あ、フックはいりません。ルアーだと気付いたエスパーを笑い飛ばす事にこのフィッシングの楽しみがあるのです。怪我をさせると恨まれますよ。
というわけで、ひとみぃ〜、もとい、ユカリさん。あなたは偉い。
春日恭介は、ひと夏でフラフラしたと思いきや、今度は大人の関係でフラフラしとります。もち、今回はひと夏のフラフラと動機が違う。原動力は生まれっぱなしへの嫌悪、まどかに対する当てつけ。
…当てつけ?。
ひ:「まどかさん、なんか喧嘩でもしたんですか?(中略)あんなに怒ったダーリンの顔、…初めてですぅ〜。」
檜山ひかるは気付いています。彼女自身、エピソード20で破壊行為を経験した夏でありますから。あんなに怒った恭介に誰がした?。それが、まどかだとしたら…?。答がYESならば、まどかは恭介とひかるの知らない特別な空間を共有していると認めることになります。ひかるの問いかけ(意図しなくとも、カマかけ)にまどかが答えない(られない)のは、疑惑の固定を補助するような発言を避けなければならないから。破滅はいつも身近に潜んでいる。まどかピンチ脱出です。…にしても、このままでは恭介が壊れちゃう。
恭:「大人の関係だの、子供の関係だの、そんな事、関係ないワケで」
破壊されたのは彼の固定観念の1つでした。結果、彼自身の真実へと置き換わります。
恭:「そんなことより、積み上げてきたひとつひとつを大切にする事の方が。その事の方が…」
これは『ふれあい純反応』の変形パターン。まどかが理由も知らせずに何処かへ行っちゃった、しかも秘密にしろとひかるに口止めしている → 壊れかけの恭介 → まどかの音楽(素直さ)に呼応 → 恭介1段階成長。春日恭介は鮎川まどかの音楽から彼女の想いを感じ取り、まどかと過ごした時間を比類のない価値=『2人の絆』へと結晶化させることが出来ました。まどかの音楽(=素直な鮎川まどか)は彼の素直な才能をねじ曲げずに守ったのです。すなわち、彼の『素直な才能』はまどかの素直さを育むと同時に、まどかの素直さから栄養を享受しているのですネ。
ユカリさん、演出おつかれさま。
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