★<まどかの手札:3つのカード>
鮎:「あ、あたしさ。ヘンな意地張っちゃったけど…」
『ヘン』。まどかは顔から火が出るほど理解しているんですね。彼女曰く、この『ヘン』は衝動的にやってもーた事への照れ隠し、恥じらい表現。すなわち、衝動的に『ヘン』な事をしてしまうほど強烈な、彼女にして恥のフェイズで捉えている『ストレートな要望』が存在していた事を自白するものなのです。素直さ抑制型の彼女、無理をおした素直さが絶大な効果を…あげるはずだったのに。(脳内ロジックErrorを起こした人は第13話:<鮎川まどか:抑制型>参照の事)
恭:「な、なんだ!。鮎川か!」
鮎:「悪かったわね!。鮎川で!」
ますます拗れて当たり前。ここで、キミはある事に気付いたと思います。間髪入れずに鮎川まどかが突っ込みを入れている(条件反発的に意地を張っている)事、…そう。彼女の素直さが解放型の性質を獲得しつつあるという事の表れなのです。『ふれあい』が進んでいる事の証の1つですね。ま、そんな事もふまえて、いよいよ恋愛漫才2人3脚は佳境に入ります。では、ひかるちゃんよろしく。
ひ:「ある人のためなんですってぇ〜。きゃぴ♪」
まどかの持ちうる情報から『恋するカオス』の活性状態は容易に把握できます。ある人のため=まどかを想っての行動に違いない。→なのに、噴水へ投げ込んでしまった。→結果、恭介は風邪をひいて寝込んでいるのだろう。→スイッチ・オン。恭介が依然、まどかの求めている回答に対しフェイズの違う答を用意している事に変更はありません。けれども、彼女のスイッチは入るのです。彼女の心に響いてカオス活性を高めたポイントはどこにあるのでしょうか。
ここでキミが、第14話「予知夢!まどかと恭介ついに破局!」での彼女の行動と似てるなぁ…と思えていたら、かなり本研究に理解を持ってくれているに違いありません。そーです、条件が揃ったのです。カードゲームで言えばスリーカード。まどかの手札に第14話と同じく3つの条件が揃っています。
(1)まどかを想って恭介が暴走する。(ある人のため)
(2)彼の行動の原因はまどかにもある。(金メダルでも取れば?)
(3)彼の身体に災難がふりかかる。(風邪でダウン)
今回は、(1)を最後にゲットしましたので、その時点で(整合性 指摘さんきゅー。すごいゾ、ちゃんと読んでくれてるなんて!)カオス活性が好意行動発動への臨界値を突破し、スイッチが入ったというワケですね。
鮎:「よかった…本当に。…よかった」
恭介が気でも失っていれば、キス決定?だったのに。肝心なところで正気を保っている彼は損しているのか、得をしているのか、うーん。
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