★<カオスクイーンは幽霊がお好き?>
多感なアーティスト=鮎川まどかはイマジネーション豊かです。良い方向へも悪い方向へも思いを巡らせる才能に満ちている。お化けや幽霊だって、目いっぱい思い描いちゃう。
鮎:「よくこーいう所では、そーいう話があって」
彼女はロジカルな分析も怠りません。ロジックをけしかけ、ねじ伏せようとします。が、そもそも彼女のロジックの始点は心の響き=インスピレーション、展開の原動力は想像力=イマジネーションなのだからして、すでに絡め取られている状態である(piccalyも、うかつにもコレを読んじゃってるキミも、かな?)。よって終点をインスピレーションで決定する事になんら不整合はない。トリガーをひくだけだ。コウモリ用意!。
鮎:「あーーーーーーーーーーー」
極限まで活性化された心理カオスの自然発火現象。まさにヒトダマ、ひゅーどろろ(おい)。絶叫や失神気絶は、彼女の素直さが暴発した表現型。ギリギリまで素直さを押さえ込んでいるから、反動幅も桁違い。外見クールな彼女にして、ギャップありありの所行になっちゃうワケですね。彼女はイマジネーションによって膨張、インスピレーションによって解放される、抑えられない彼女自身の状態『=素直さを露呈すること』を恐れているのです。
鮎川まどかの素直さを引き出す触媒としての、ゴ〜ストや、ゾンビ。これら、モノノケな存在は『素直さを誘導する』という意味で、『春日恭介』と共通のポテンシャルを持っています。彼女は、未だ固定途中にある『春日恭介』への探求心同様、やはり、モノノケ的存在を旺盛に処理しようとする。彼女が琴さんへ懐中電灯の光を投げた際の心理状態を簡単に表すと、『怖いモノ見たいの+見た以上責任取るもん=$C#H"A|O~S(ケイオース)!』。ああ、なぁんて不憫なほど心の響きに正直な娘なんだろ(恭介、何とかしてくれ)。
鮎:「なんとなくだけど、わかるもん…」
鮎川まどかが行動を起こす、つまりイマジネーションを巡らせ、行動に及ぶには、予感めいた、なんとなく的トリガー(理由)だけで十分。また、トリガーになるインスピレーションの質強弱は表現型を決定します。結果、琴さんの代わりにビッグマンデーに挑戦。体を張って『想い』という価値を具現化し、『事実』へと橋渡しする役目を買って出るのでした。アーティストとしての素質と行動力はバッチリです。
鮎:「あなたの彼が助けてくれたんだわ」
鮎川まどかは形而上的・超常的な存在、それらカタチを超越した、掴み所のない存在を拒絶してはいない、心理カオスの一部として処理すべき価値を持つ存在と認識しているのです。でも、処理しきれないところに彼女の可愛さがある。その欠陥を知り得た春日恭介の喜びこそが、鮎川まどか曰く『エッチ!』の本質なのです。『見ぃたぁわぁねぇ〜』っていうお化けに似てます(似てない似てない)。
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