★<夏の扉の開き方:『ふれあい純反応』検証>
2人の『ふれあい純反応(16話参照)』を検証してみましょう。
鮎:「アバカブでバイトなんだ」
自ら恭介を図書館に誘った彼女。切ない嘘であり、身を切る芸。なんと『きまぐれ』な、無責任な、と捉えられても仕方ない破壊行為。
恭:「遅くなったけど、花火大会行こう!テ、テキスト終わったんだ。約束のところまで終わったんだ。だからさ!」
まどかの破壊行為に呼応。前話より反応速度が上がっているし、まどかの希望を汲み花火大会へも言及して気も効いている。自身の責任でまどかの『きまぐれ』を誘引し、位相転換させる可能性に賭けた恭介(きまぐれロジック:フェイズ4第12話参照)。
鮎:「ばかもの。半分近く間違っているゾ。これは、明日も勉強会を開かなくてはいけませんねぇ」
ラブ・フェイク(フェイクについては第7話参照)。素直さのシグナルを送るとびっきりの表現方法。前話のように素直な気持ちを裸のまま表現するのでは無く、フェイクを使い事態を収拾、絆に沿って吹く上昇気流へと位相転換させている。2人の相互理解が進展している証拠なのですね。
『ふれあい純反応』により、恭介の素直さは成長を遂げました。『恋するカオス』のフィルタリングスキルも能力成長。結果、『2人の絆』も成長。2人はご褒美に花火でも何でもやっちゃってください(しゅぱしゅぱしゅぱ)。
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