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17 夏の誘惑!いきなりダブルデート
Episode 17: Natsu no yuuwaku ! Ikinari daburu de-to

さぁー夏休みがやってきました。夏から連想できるアイテムてんこ盛りのきまぐれオレンジ☆ロード。四季がある日本ならではのワビとサビ(なんのこっちゃ)。ザバァーンと弾けてみましょ。

 17話から22話まで、時系列追跡をサラッと爽やかに夏期短縮バージョンにします。んでもって、研究も夏の特別メニューです。

◇◇◇◇夏の特別メニュー(その1)◇◇◇◇

<柑橘系ハーブの香りがする冷凍おしぼり>

<まどか先生の夏期講習、その心得>

<夏の扉の開き方:『ふれあい純反応』検証>

<線香花火のススメ、かも>

<浴衣でクールダウン、まどかのラッキー・アイテム>

<時系列(行)追跡:夏期短縮バージョン>

夏祭り当日。春日家。恭介に電話。まどかと図書館で勉強。ひかるとプールの約束をする。ダブルブッキングだ。

恭介。図書館に行くまでの一泳ぎ。の、ハズだったのだが、ひかるの色香にやられ延長。まどかは恭介がプールに行ったことなどお見通し。イヤミ一発。

2人は勉強開始。が、まどかの強烈な色香に我を失いかける恭介。身など入らない。そんな自分の欲望を小松達の行動に重ね、妹たちの身が心配になる。

テレポートを使い、図書館とプールを行き来する恭介。落ち着かない恭介にまどかは苛立ち、勉強を打ちきりにする。

恭介はひかるから夏祭りの花火大会に誘われる。同時に、まどかがどういう気持ちでいたかを知る。

自宅で勉強に励む恭介。花火大会はキャンセル。まどかとの約束を果たさねば。同じ頃、アバカブで虚ろな時間を過ごすまどか。2人の窓辺には花火。

アバカブに駆け込む恭介。絆を確認。花火大会に行けなかった2人は店内で線香花火をすることに。まどかの浴衣姿に彼女が抱いていた気持ちの大きさを感じる恭介。

 

 <柑橘系ハーブの香りがする冷凍おしぼり>

 夏が来れば気温と湿度が上がる(関東地方)。でもって薄着になる。薄着になるって事は彼、彼女との物理空間距離は少なくともその分縮まる。想像力を逞しくすれば(しなくても)、水着や浴衣を突き抜けてきた、相手の艶めかしい生気を感じられるハズ。呼応するように自分の芯からも生気が一段と大量に放出される。お互いが生気の高まりを感じあって高揚してゆく季節。互いの生気をより近く感じたいと肉体が思考の数歩先をジャンプしてゆく季節。それが夏(ざばぁ〜ん)。

 鮎川まどかの『きまぐれ』も檜山ひかるの『位相跳躍』も、春日恭介の肉体に近いところから(ときには密着して)発動され、彼を夏の最中へと誘います。理性と獣性のせめぎ合い。火照った肌(獣性)に冷凍をおしぼり(理性)を押しつけながら、さあ、夏の扉を叩こう(がんばれ恭介〜、何をだ〜)。

 

 <まどか先生の夏期講習、その心得>

 鮎川まどかは、勉強という理由を巧みに利用して実質デートに及んでいます。『目標を達成したら→花火大会行かない?』、奥ゆかしい誘い文句を胸に秘めシャーペンをカチリカチリ…。が、恭介はまどかに気付かれないよう、妄想の消しゴムがけに余念がない。恭介と2人で花火大会に行くことは、勉強にかこつけてなお、格好が付かない、まどか自身へのご褒美であり、恭介に叶えてもらいたい希望。勉強している事が余計とも言える状況下にこそ、夏期講習の極意があるのだ。動機不純で上等じゃん!(ざばぁ〜ん)。

 動機不純なまどか先生は、三平方の定理…と、見せかけておいて、三角関係の定理をティーチングしてくれています。

 鮎:「こういうのは最初が肝心なんだから」

 絶妙。夏休み突入後のファーストコンタクトしかり、あの階段での出逢いも定理の一部なのでした。まどか先生自身、キッチリひかるに嘘を付いて実践しています。デート中の数学も捨てたもんじゃない。あ、やっぱりデートじゃん(笑)。

 

 <夏の扉の開き方:『ふれあい純反応』検証>

 2人の『ふれあい純反応(16話参照)』を検証してみましょう。

 鮎:「アバカブでバイトなんだ」

 自ら恭介を図書館に誘った彼女。切ない嘘であり、身を切る芸。なんと『きまぐれ』な、無責任な、と捉えられても仕方ない破壊行為。

 恭:「遅くなったけど、花火大会行こう!テ、テキスト終わったんだ。約束のところまで終わったんだ。だからさ!」

 まどかの破壊行為に呼応。前話より反応速度が上がっているし、まどかの希望を汲み花火大会へも言及して気も効いている。自身の責任でまどかの『きまぐれ』を誘引し、位相転換させる可能性に賭けた恭介(きまぐれロジック:フェイズ4第12話参照)。

 鮎:「ばかもの。半分近く間違っているゾ。これは、明日も勉強会を開かなくてはいけませんねぇ」 

 ラブ・フェイク(フェイクについては第7話参照)。素直さのシグナルを送るとびっきりの表現方法。前話のように素直な気持ちを裸のまま表現するのでは無く、フェイクを使い事態を収拾、絆に沿って吹く上昇気流へと位相転換させている。2人の相互理解が進展している証拠なのですね。

 『ふれあい純反応』により、恭介の素直さは成長を遂げました。『恋するカオス』のフィルタリングスキルも能力成長。結果、『2人の絆』も成長。2人はご褒美に花火でも何でもやっちゃってください(しゅぱしゅぱしゅぱ)。

 

 <線香花火のススメ、かも>

  • 夏季、夜、彼女とデートに行くときは線香花火を携帯しましょう。蝋燭だけってのはバレると気まずいです。

  • 線香花火が消える瞬間の彼女の表情を観察してみましょう。「目がエッチだゾ」と賞賛(叱責)を受けるほどに。

  • 花火を店内でやる時は、火災報知器を停止させてから。でないと秘め事がもめ事になっちゃいます。
  <浴衣でクール・ダウン、まどかのラッキー・アイテム>

 まどかが浴衣を着る日は『何か』が起こる(2回だけど)。浴衣に着替えることで、自分も『何か』が変わる…。彼女の浴衣着衣行動は、心理カオスに絆の位置を確認させる鎮静作用があるんですね。彼女には幾つか『ラッキー・アイテム』があります。浴衣はその内の1つ。赤い麦わら帽子はその代表。彼女に幸せをもたらすアイテムは同時に、切ない運命ももたらす性質を兼ね備えています。そして、それらは彼女がふれあった人間との絆を確認するためのアイテムでもあるのです。この研究の続きは、『あの日にかえりたい』、『あの夏のはじまり』で(気を持たすなー)。


んでは、次。夏の海へと繰り出しましょ。→ next story !

 

Episode 17: Natsu no yuuwaku ! Ikinari daburu de-to
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