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15 まどかの決心!三角関係にピリオド
Episode 15: Madoka no kesshin ! Sankaku Kankei ni piriodo

 このストーリーで、嘘ではないが嘘かも知れなかった約束=『あたしも応援するからさ』に鮎川まどかが結論を出します。

今回は、3人の偽装スキルを判定しながら、

<『檜山ひかる=恋する位相跳躍』フェイズ3">

<『鮎川まどか=恋するカオス』フェイズ5>

<決まっているけど決められない。恭介の不明>

<カオスの決断:トライアングルは熟成期間へ>

の4本立てです。

 

<時系列(行)追跡>

・朝、春日家。大喧嘩するくるみとまなみ。恭介は仲裁に入るが、逆に2人からどちらが正しい?と詰め寄られる。

・仲裁できない恭介は兄として自分を失格だと思う。ひかるの話にも気がそぞろ。不審を抱くひかる。

・ひかるは恭介の不審をまどかに打ち明ける。まどかは心ならずもひかるを応援してしまう。安堵するひかる。

・ひかるはくるみの窮地を救う。

・まどかは4つ葉のクローバーをひかるに譲った事件を想い出し、現状と重ねる。

・まどかはまなみの怪我を手当てする。

・学校帰り。恭介を無視するまどか。いつものきまぐれのように思えない恭介。コンヒューズ!

・アバカブ。まどかは恭介に冷たく当たる。恭介はまどかが嘘を付いているようにしか思えない。

・隆の個展の準備。恭介はまどかのことばかり考えている。

・アバカブ。初めてだな。まどかくんが嘘を付くのをみたの。マスターにはバレている。

・恭介にいらいらするひかる。こうなりゃ、ハッキリ訊いてやるぅ。ってワケで、恭介を責める。あろう事か、まどかの写真の前で閻魔様に誓う恭介。地獄行き決定。その後、まどかに相談した経緯をひかるから訊く。

・アバカブ。偽装工作中。嘘を付いたら徹底しなくちゃいかんだろ?。象徴的なマスターのセリフ。

・打ち上げ。恭介は嘘を付いて脱出。

・まどかの家に電話をかけまくる恭介。いない。

・児童公園。まどかはサキソフォンを吹き、恭介との事を想う。

・恭介、アバカブにゆく。が、まどかはいない。

・まどかに5度目の電話。繋がる。まどかのフェイク。解決。

・隆の個展会場。まどかとひかるが連れだって来場。2人に深く頭を垂れる恭介。

 

<『檜山ひかる=恋する位相跳躍』フェイズ3">

 『誰か好きな人ができたんですね!?。言ってくれたっていいんですよ?』

 捨て身なほどに直線的。一気に位相を跳躍して恭介を責め、偽装スキルはまだ伺い知れない。

 『そうあるべき形』を信じる彼女は、わき目もふらず一途な面を持つと同時に、反面『そうあるべき形』囚われ、自身を窮屈にしてしまう。恭介を振り向かせるための位相跳躍が、やがて、彼女の本心を偽装するための跳躍も兼ねる運命をはらんでいます。『絆』に忠実な鮎川まどかが自身を追い込んでしまうケースと似ているんですね。

 先に種(ネタ)明かし。鮎川まどかの存在を恋敵と認識した時点から、檜山ひかるの切なさ溢れる偽装跳躍が覚醒します。その時点をもって『恋する位相跳躍』はフェイズ4へ移行。今回は前フリということでフェイズ3"としておきました。

 

<『鮎川まどか=恋するカオス』フェイズ5>

 鮎川まどかの決断シーンは2回あります。ひかるとの絆を選択したシーン。恭介との絆を選択したシーン。どちらも、『自分の心の響きを大切にする=今を大切にする』彼女らしい決断。彼女は最初と最期の一手を心の響きで決める、多感なアーティスト。

 結果、『あたしも応援するからさ』に結論も出ました。『限りなく嘘』。まどかは、いずれ来るであろう『その日』まで偽装を重ねる覚悟を決め、しかし、最良の解決策を期待した大博打に出ます。

 まどかの偽装スキルは、自らの『きまぐれ』を逆手に取った、まさに身を切る芸。切ない意地っ張り。ヘタをしたら誰も気付いてくれず、『まどかのきまぐれ』と処理されるキケンと隣り合わせ。が、恭介にはもう隠せない。彼のまどかへの想いが、絆の糸を伝わり響いてきてしまう。彼女にしても彼へシグナルを送ってしまうのです。

 まどかに偽装を覚悟させた『2人の絆』。彼女が真実を見いだす拠り所としても輝きを増してゆきます。

 これにて、『恋するカオス』はフェイズ5に移行。長期間に渡りこのフェイズは維持され成長します。

 

<決まっているけど決められない。恭介の不明>

『一概には決められない。どっちがなんて、正直言って決められない』

 そうそう、一概には…ネ。既に鮎川まどかはスペシャル。かといって現状、まどかを選べば、ひかるを傷つけてしまうし、まどかも傷つけてしまう。どうやって収拾をつけてよいやら見当も付かない。よって、ああああああああああああというワケ。が、ロジックの起点と終点に配置されている鮎川まどかが不動である事に揺らぎはない。

 彼の偽装スキルはまどかを想って、ひかるの気持ちも大切にする、彼なりの優しさから派生したもの。その表現型は優柔不断〜なシェイプをしているので、大変扱い慣れてます(だろ?恭介)。同時に惰性的になってしまうキケンがある。そこで、

 『オレは…いや、僕は…』

 一歩退いた自分。調子に乗って2人(まどか&ひかる)の気持ちを弄んじゃったりしないように、2人の存在を尊重するんだという彼の自戒なのです。彼はタダの優柔不断じゃない。まどかの気の強さに引けを取らない筋金入り。

 

<カオスの決断:トライアングルは熟成期間へ>

 まどかが偽装を決断したことで、トライアングルは熟成期間に突入しました。3人の優しくも切ない関係が『その日』を越えてなお、3人を結びつけるのは、この熟成期間中、それぞれが精一杯に互いの存在を大切にしたから(なのよ)。

では、次のストーリーへいきましょう。→Next Story !

 

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