<下駄箱での会話シーン>
・登校。恭介は下駄箱の前でひかるの体調を気遣う。ひかるは意図関せぬ態度でお腹を見せようとする。恭介は慌ててひかるを制止するが、まどかに現場を押さえられる。そのシーンでの会話内容:
ま:「悪いんだけど、靴入れさせてくれる?」
ひ:「まどかさん、おはようございます」
ま:「お・は・よ」
恭:「お、おはよう。鮎川」
ま: そっぽを向いて無視
恭:「今日は、早いんだね」
ま:「もう少し後で来れば良かったかしら?」
ひ:「ダーリン、一緒にランチしましょ。ねーいいでしょー?」
恭介とまどか、アバカブでの約束を想い出す。が…
恭:「あ、そりゃぁ」
ま: くるりと踵を返して立ち去る
【3人3様、カツサンドづくり講座〜】
『予知夢が現実になってしまうのでは』というパン(=不安)と、ひかるの様式美パン(=パワー)に挟み込まれ、あえなく玉砕する恭介とまどかのカツ(=約束)。このカツサンドは…後味悪そうだなぁ。
恭介の発言は、まどかのパン(=『きまぐれ』)とひかるのパン(=『位相跳躍』)に怯えながら、まごまごしているカツ=「いかにも恭介」という感じ。このカツサンドは優柔不断な味。
カツサンドを食べるとき(=最優先事項を選択する際)、どこから食べるのか(=まどかへのコンセンサス取りが)、決めとこうよ(=ちと、足りないよ)、恭介クン。
グルメなまどかは、恭介パンとひかるパンをワザと明確に区別したカツサンド作り(発言)をしています。ひかるパンは素のまま(=平常通り)使用。恭介パンには舌触り(=言葉のタッチ)、味付け(=態度)にコントラストとギャップを付けるため、痛烈なスパイス(=イヤミ:ジェラシー)を練り込んで下味を付けます。
カツサンド戦争への参戦表明をした彼女の恥じらいある決心。反故にされた仕返しはキツ〜イお味でまとめないとネ。3人の中では、彼女が最も上手に『自らカツサンドのカツ』になって(=明確にトライアングルを意識して)調理の腕を奮います。女一匹、まさに身を切る芸。意気込みやよし、座布団一枚!。
ひかるは恭介しか目に入っていない。トライアングルに参加している意識も“まだ無い”。突き押しで一気。恭介もろとも、まどかも強引に挟み込んだ『ひかるちゃん風カツサンド(=手作りサンドイッチ)』を痛快丸かじりです。それはそれで、美味しそうではあるけどね。
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