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Parallel Novel
「鮎川まどか先生のきまぐれぱそこん講座」
☆☆☆きまぱそ:第1回目☆☆☆
鮎川先生 恭介 ひかる 勇作 小松 八田
パソコン背面
あかね さゆり くるみ まなみ ジンゴロ

鮎川先生:「みなさんこんにちは。じゃ、最初に簡単な自己紹介。アタシが先生を務めさせていただきます、高陵学園高等部3年、鮎川まどかです。こちらは助手のカズヤくん。楽しくスキルアップしましょうね」

助手カズヤ:「みんなぁ、ビシビシやるから、そのつもりでねー」

生徒ひかる:「キャー♪。ビシビシってぇ?!。キャー♪」

生徒恭介:「ひ、ひかるちゃん、まだ…始まってないよ」

生徒ひかる:「ダーリンみたいにし・て・ね♪」

生徒勇作:「な、なん…。春日ぁ!。キサマ、ひかるちゃんに!。ひかるちゃんにぃ…こーしてやる!」

生徒恭介:「わ。まて。ちが」

 

バンッ!。バンバンッ!。(まどか先生、ハリセンでディスプレイを叩く)

 

鮎川先生:「静かに!」

助手カズヤ:「まどか先生を困らせるとお仕置きだよ」

生徒あかね:(お仕置き?…いいわ…いいのよ…まどかちゃん…)

鮎川先生:「コホン。第1回目の今日は制限時間内にネットサーフィンをして各々、情報を集めてもらいます。後でどういう情報をどうやって集めたか、そのプロセスをレポートしてもらいますから、自由だからといって、ヘンなサイトにはアクセスしないよーに」

生徒小松:「やめろっと言われてもぉ〜ってか?」

生徒八田:「そーゆーこと。見つからないよーに、ウッシッシ」

鮎川先生:「コラ!。そこ、ちゃんと聞いてる?。見つけたら、よーしゃしないからね!」

 まどか先生はスラッと綺麗な中指でダテ眼鏡の居心地をクィッと直しました。そして、厳しい眼差しでもって不遜なたくらみに萌える小松と八田を射るのです。

生徒恭介:(あ、鮎川…ダテ眼鏡似合ってるなぁ)

生徒あかね:(ああーん、痺れるわぁ。凛々しいまどかちゃん…うふ♪)

生徒さゆり:(ちっ。お里が知れるわね。ピックのまどかだか、はぐれスケバンだかなんだか知らないけど、あたしの邪魔はさせないわ)

鮎川先生:「操作中にトラブルが起きたり、不安を覚えたら、アタシか助手カズヤにヘルプ・コールをしてください。いいですね?」

生徒一同:「は〜〜〜〜〜い」

鮎川先生:「では〜、はじめっ」

 生徒1人に1台ずつ割り当てられたマシンが一斉にキュイーンと音を立て起動し始めました。鮎川先生と助手カズヤは巡回を開始。さぁ〜て、みんな、ちゃんとできるかな?っと早速ヘルプコールです。

生徒あかね:「せんせー。まどかちゃーんせんせー!」

鮎川先生:「はいはい。どーしたの、生徒あかね」

生徒あかね:「ま、マウスの調子が悪くって…さ…」

鮎川先生:「助手カズヤ、生徒あかねのマウスを交換してあげて」

助手カズヤ:「交換してもダメだとおもいまーす」

鮎川先生:「?」

生徒あかね:「な、何言ってんの。アンタは!」

助手カズヤ:「生徒あかね、ちょっとダブル・クリックしてみて。まどか先生、よーくみててね」

生徒あかね:「……………………んっ!」


ガキャゴキャッ!


鮎川先生:「せ、生徒あかね、指に力を入れすぎよ。もっと優しく…ちょっと、いい?」

生徒あかね:「(ま、まどかちゃんの手が、手が、あたしの手の上に…ああーあああー幸せだわぁぁぁぁああ)」

鮎川先生:「ね?。この要領。わかった?」

助手カズヤ:「そーそー。女の子の乳首を転がすような感じでね♪」

鮎川先生:「ち?」

助手カズヤ:「ね、そーなんでしょ?。まどか先生〜?」

生徒あかね:「まどかちゃん、そのハリセン貸して」


バキャッ。(縦打ちで折檻)


---きまぱそ心得:女の子を扱うようにやさしくね♪---

 

生徒恭介:「“オレンジロード”っと。これで…こーして…っと、それから…これを選んで…んと…でたでたぁ」

生徒ひかる:「あ〜、ダーリン。まつもとせんせーのサイトを見てるんですかぁ?」

生徒恭介:「うん。せんせーの近況を知りたいなぁ〜と思ってさ」

生徒ひかる:「…画集が出版されたんですねぇ」

生徒恭介:「ホントだ。採算度外視って…だいじょーぶなのかなぁ」

生徒ひかる:「ダーリンって心配性ですねぇ。だいじょーぶです。バッチリひかるちゃんも載ってます!」

生徒恭介:「そ?。そーだよね。あははは。よっし。集英社のページから申し込んでおこうっと」

生徒ひかる:「うふっ♪。ダーリンってば、あたしとまどかさんの絵をオカズにしちゃおーなんてダ・メですよぉ?」

生徒恭介:「えぇー?!。ば、晩ご飯のオカズにしよーかなー、みたいな?。なははは」

生徒ひかる:「きゃはは。このこのぉ〜。しょーじきもん♪」

鮎川先生:「たのしそーね。お・ふ・た・り・さん?」

生徒ひかる:「あ、まどかせんせ〜。ダーリンったら、やっぱりオカズにしてるみたいですぅ」

鮎川先生:「やっぱり?」

生徒恭介:「ひかるちゃん、ち、ちょっと」

生徒ひかる:「三角食べとか、まわし食べとかしてるんでしょうかねぇ〜♪。大好物は一番最後に食べてたりしてぇ。あ〜んもぅダーリンったらぁ〜」

鮎川先生:「……………………」

生徒恭介:「ご、誤解だよ!。純粋に絵を鑑賞したいという、ハートフルな動機なのであって、今日は鮎川が綺麗だなーとかぁ、今日はひかるちゃんが可愛いなぁーとかぁ、そ、そんな、日替わりみたいな事…あ!」

スカッ。

鮎川先生:「避けたわね?」

生徒恭介:「なはは。いつもビンタで訓練されてますからして」

バムッ、バホッ、バシイィッ!!(面、胴、小手ぇ!)。

---きまぱそ心得:よけーな発言は控えましょう♪---

 

助手カズヤ:「せんせー!。まどかせんせー!」

鮎川先生:「…もうヘタってきた…根性のないハリセンね…っと どーしたの?。助手カズヤ。」

助手カズヤ:「生徒小松が“ヘン”なことしていまーす」

生徒小松:「うわっ。このちびっ子悪魔!」

鮎川先生:「生徒小松。何をしているの?」

生徒小松:「こ、こ、こ、これわぁ、あは♪。なんでかな〜、どーしてこんな色っぽいお写真が表示されちゃったりしてるのかな〜。ヘンだなぁ、ウィルスかなぁ〜。あれれれれれれ?」

鮎川先生:「助手カズヤ…生徒小松をリブート」

助手カズヤ:「は〜い、リブートしまーす♪」

生徒小松:「り、リブートって何、教えてくださりましぇ?」

生徒まなみ:「リブートって再起動って意味なんでしょう?」

助手カズヤ:「さっすが、まなみお姉ちゃん!。でも、この場合はちがーう意味なんだよーん」

生徒小松:「ち、違う意味って、ななな、なんなのでありましゅるか?」

助手カズヤ:「こーゆー事!(ギュイ〜ン)」

 生徒小松はノースキルに白紙化された。接続からやり直し。はい、マニュアル。

---きまぱそ心得:エッチはこっそりね♪---

 

生徒くるみ:「せんせー。まどかせんせー!」

鮎川先生:「どうしたの?生徒くるみ」

生徒くるみ:「生徒八田があたしのケータイにじゃんじゃんメールを送ってよこすんです!。うざいったらもぅ!」

鮎川先生:「生徒八田!。今はメールの時間じゃ……あ…」

生徒八田:「くるみちゃんえ。ぼくはきみのぱそこんになりたいです。そうしたら、まいにち、ぼくのすいっちをいれてくれるんだよね?。かべがみに、ぼくのしゃしんをはってくれるとうれしいなあ。あと、」

鮎川先生:「助手カズヤ…生徒八田をヌル・デバイス送り」

生徒まなみ:「あ、それって迷惑メール対策に応用可能なんですよね」

生徒カズヤ:「まなみお姉ちゃんよく知ってるね。でも、この場合はちょっと違うんだ。見てればわかるよ。(ギュイ〜ン)」

 生徒八田のキータッチが止まった。が、本人は打ち続けているつもりでいる。一生そーしとれ。

---きまぱそ心得:スパムご八田(法度)よん♪---

 

生徒さゆり:「きゃーーー!」

鮎川先生:「何?!。どーしたの、美少年ハンターじゃなくって、生徒さゆり!」

生徒さゆり:「たーいへーん!。あぁ〜。さゆりぃ、もぅ、死んじゃう〜〜〜〜」

鮎川先生:「な…………………」

助手カズヤ:「まどか先生、どうします?」

鮎川先生:「望み通りにしてあげて…」

 生徒さゆりはディスプレイに吸い込まれ、美少年の世界へと旅立った。さぁー、バーチャル美少年達と永遠の愛について語り続けるがよい。さよ〜なら〜。

---きまぱそ心得:さゆリアルな恋をしましょうね♪---

 

生徒ひかる:「んとぉ、ここをぉ、こうしてぇ、それからぁ、っと。出来たー♪」

生徒勇作:「な、なんてもん、描いてるんですかぁ!」

生徒ひかる:「ちょっと!。勝手に覗かないでよ」

生徒勇作:「春日はそんなにかっこよくない…」

生徒ひかる:「なんか文句あるん?。勇作!」

生徒勇作:「いいえ。ありません…」

生徒ひかる:「ダーリン、ダーリン♪。見てくださーい」

生徒恭介:「どーしたの?ひかるちゃん…………あ!」

生徒ひかる:「ね?。よく描けてると思いませんかぁ?」

生徒恭介:「オレ、こんなにかっこよくないよ」

生徒勇作:「ホラ…」

 

ガンッ。(ひかるちゃんのげんこつ)

 

生徒ひかる:「まったまたぁ〜。世界中のどんなかっこいい俳優より、ダーリンの方がかっこいーです!」

鮎川先生:「コホン」

生徒ひかる:「あ〜、まどかせんせ〜。見てくださーい。自信作なんですぅ。ほっぺのところをエアブラシでぷしゅぷしゅしてあげると、いーんですよ。えへっ♪」

鮎川先生:「生徒ひかる。生徒恭介。2人とも今、何をやっているのか…忘れてるんじゃないでしょうね?」

生徒ひかる:「あ!。いっけな〜い。インターネットで調べものをするんですよね。すみませ〜ん、まどか先生〜。あたしがいけないんです。ダーリンごめんなさ〜い。しく。」

鮎川先生:「ひかる…。よ、よ〜く描けてるじゃん、春日君の特徴をとらえてるよ!。…だから、そんな顔しないで、ね?。ちょっと!わらってないで、少しはフォローしろよな…

生徒恭介:「…は、はいはい。そーだ、ひかるちゃん!。チャットでもしない?ね?。ほら、ここにアクセスしてさ」

生徒ひかる:「しますぅ〜。きゃぴー♪」

生徒勇作:「オレも、オレもーーーっ!」

鮎川先生:「あのね…」


 しょーもない生徒に教えることなど何もない。勝手にしやがれ。その事を再確認する鮎川先生です。ばかばかしーから、オレンジ☆ロードのフォーラムに書き込みでもして時間を潰す事にしました。カチャカチャパチパチ、カチカチ。

ペンッ。(まどか先生、エンターキーを叩く)。

鮎川先生:「ふぅ…バカね。また煽られるよーな発言をして、ったく、ドジなんだから…

生徒恭介:「へぇ〜。鮎川もオレンジ☆ロードのフォーラム見てるんだ?」

鮎川先生:「な!、何よ!。いきなり!」

生徒恭介:「オレ、参加してるんだよ。ホラ、この“springday”ってオレのハンドルネームなんだ。鮎川も参加してるの?」

鮎川先生:「し、してない…」

生徒恭介:「そっかぁ…。てっきり、この“likeorlove”が鮎川だと思ってたんだけどなぁ」

鮎川先生:「…どーして、そう思ったの?」

生徒恭介:「いつも、それとなくフォローしてくれるんだ。的確なアドバイスをメッセンジャーで送ってくれたりさ。だから…男の第6感ってヤツ。でも、ハズレかぁ〜。なははは」

 

ブワンッ。

 

生徒恭介:「あれ…落ちちゃった?。停電?」

生徒あかね:「あ、アタシじゃない…違うわ!」

助手カズヤ:「まどかせんせー。ジンゴロが電源ケーブル囓ってまーす」

生徒まなみ:「ジンゴロ!。やめなさい!」

生徒くるみ:「暴れないでぇ〜。ジンゴロぉ」

生徒小松:「せっかく、接続までできたのに…とほほ」

生徒八田:「…のほ?。あれ…オレ何やってたんだっけ?」

生徒さゆり:「(バーチャル美少年と愛について語っているため不在)」

生徒勇作:「ひ、ひかるちゃんとのチャット…ログ取ってなかった。ううう。うわぁぁぁぁぁ」

生徒ひかる:「この、くぉのぉ〜。他のデータなんかいらないから、ダーリンのCGを返してぇー!」

 

 

鮎川先生:「…………」

 

☆☆☆きまぱそ第1回終了☆☆☆

 

※脱線レクチャー・ストーリーを挟んでみました。
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