階段を下る途中で僕はまどかに訊ねた。
「まどかはヒカリちゃんの事、どの時点で確信してた?」
「アバカブでヒカリちゃんのケータイが鳴ったとき」
「さっすがぁ〜音楽家!いい耳ぃ」
「恭介は?」
「え、オレ?。え〜と、どこだったっけかなぁ」
「ったくもぅ。“春日君”は若い娘の“いろんなトコロ”に夢中でエッチなことでも考えてたんじゃない?」
「……………………」
「あ〜、やっぱりぃ!?」
「ちちち、違うよっ」
この時代の僕らと少女が出逢ったことは、きっと間違いじゃなかった、そう、僕には思えていたのであり。
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# ねぇ、パパの寝言、知ってる?
# え?
# 鮎かわぁー、まどかぁーって
# ぷっ
# おばかでしょ?
# ほーんと、おばか、おばか
# アハハハ
fin
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