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「鮎川まどか。キミと歩く5月」
Chapter<EX:こーんな事になってたので。>

 早:「おめでとう!」

 恭:「ありがとう。…えっ?!。なんだ…なんなんだぁ?」

 早:「違ぁーう!。オマエにじゃない、まどかにだよ。鮎川ま・ど・かの誕生日!」

 恭:「そうだ…まどかの…………むふっ♪」

 早:「えーっと、たしか、にじゅぅ…………」

 恭:「ご。 あと3日〜」

キキィーーーー!。

 恭:「うわっ!。どーしたんだよ!?」

 早:「ふむ…そうか。25日か。5月だって事はわかってたんだが…………よし!」

 恭:「何?“よし!”って?」

 早:「…あのな、オマエが今、座っている席にまどかが座っていたんだ」

 恭:「まどかが?。この車に?」

 早:「そーだ。今朝、俺が大学へ送ってやったんだよ。で、こう言ってた」

 

  “誕生日なんてロクな事がない”

 

 恭:「え……………?」

 早:「ありゃぁ、期待はずれな経験を繰り返した重度の誕生日アレルギー、末期症状だ。オマエ、今まで、まどかの誕生日に何をプレゼントしてきたんだ?」

 恭:「そ、そんな…………………」

 早:「事があるって事さ。これで、一発逆転の目が出てきたな」

 恭:「一発逆転?」

 早:「そうだ」

 恭:「どーゆー事だよ」

 早:「相変わらず、鈍いヤツだな…。この早川ミツルが立候補するって言ってんだよ。で、9回裏に逆転サヨナラホームランをかっとばす!。俺はスターだからな」

 恭:「な、何言ってんだ!。まどかはオレの。オレの彼女なんだぞ!」

 早:「ぷはは。“オレの”か?。安心しきってる男には、何にも見えないだろうさ。いいか?。女ってのはな、いつでも胸がときめくような、目くるめく瞬間を求めているものなんだ。現にまどかはオマエの知らないところで、俺の車の助手席に乗ってる。わかるか、春日恭介。安定した頃が狙いどきってヤツなんだよ。堕ちやすくなる。まあ、みてろ」

 恭:「ふ、ふざけるなっ!」

 早:「着いたぜ。講義あるんだろ?」

 恭:「うっ………………」

 

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