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あかねとさゆりのきまオレ超研究コーナー

禁じられた恋の島!

「沖の無人島まで2組に分かれてボートで競争しませんか?」

「それは面白そうだ。当然オレはさゆりたんとペアを組むわけだが─────」

「違うわよ。虫」
「き、聞いたか整司! さゆりたんがオレを虫と呼んだぞ! どうだ羨ましいか!」
「悔しいよ兄貴! オレより早く生き物になるなんて!」
「コラそこ。くじ引きよくじ引き。形式とはいえアンタ達がさゆりとペアになるチャンスあるんだから気合い入れて引きなさいよ」
 「オレが先に引くぅぅぅう!」

「さもしい奴等ね。どーせハズレなのに」

「一瞬夢を見て崖から真っ逆さまか。アンタもつくづく罪な女よね」
「虐げられる痛みに快感を覚えてこそ立派な下僕たりうるのよ。情けは無用だわ」
 「のぉぉぉん! オレ達でペアかぁぁ!」
「ホラね。悲痛な叫びの中に悦びが充ち満ちているでしょう?」
「ふぅ。じゃ、行くよ。あかねとー」
「さゆりのー」
 「きまオレ超研究こーなー」
「とゆーワケでボート競争の結果、アタシ達は無人島に来ていまーす。ネオ整司達はどーしたのかしら?」
「船底に穴をね、試練を与えておいたわ。ふくくく」
「ヤツ等を沈めちゃってゲストはどーするのよ?」
「いらないわ。だって今回の研究テーマは…
ふたりっきりの無人島でサバイバル
…だから。ふふふ」
「一応訊くけど、アタシ達が漕いできたボートはどうしたのかしら?」
「当然、沖へ流したわ」
「そう。じゃ、救命用具は?」
「あんなご都合主義グッズは海へポイしてやったわ。たかがボート漕ぎ競争にサバイバル用具一式もって行くヤツがどの世界にいて?」
「念のために確認するけどアタシ達ここで3日間暮らすのよ。それを理解しての行動なんでしょうね?」
「まぁ…些細な事よ。ふ、ふふふ」
「さっきからヤケに楽しそうね?」
「楽しいわ。だって、誰の目を気にすることなく満天の空の下、海の音を聞きながら、あ、ああん♥」
「妄想膨らませて悶えるな。後先考えずにサバイバルグッズまで捨てるな」
「あたしと二人っきりで無人島というこのシチュエーションに華を添えたまでよ。助けは来ない、都合の良い道具もない、けれどあたしがいる。この状況にあかねはリビドーの高まりを感じないの? 漢としてそれはどーかと思うわ」
「はいはい。肝に銘じておくわ。それより食料と水を確保しないとマジでヤバイわね。あと薪か…」
「そんなもの下僕に持ってこさせるわ」
「下僕いないでしょ。アンタがボートに穴空けて沈めちゃったじゃない」
「あ、そうか。必要なときにいないなんて、使えないヤツ等よね」
「お願い。アンタは何もしないでここで待ってて。いいわね?」
「イヤよ。現地のフェイスペイントしたカニバリスト達がペニスサックを揺らしながらウホホーとか襲ってきたら誰があたしを助けてくれるの?」
「新種の食人種族をでっちあげるな。日本のこんなちっぽけな島にそんな人たちがいますかッ!!」
「いるかも知れないじゃない。そもそもこーなったのはあかねのせいなのよッ!」
「ほぉ? 自分の失態を棚に上げて逆ギレ? いいわ。ここで決着をつけようじゃないのッ! どっちが生き残るかバトルロワイヤルよッ!」
「く…。」
「…。」
「いいわ。好きにしなさい。ホラ…抱きなさいよ」
「って、脱ぐなぁぁぁぁぁぁ!」
「2人で幸せな家庭を築きましょ。赤ちゃんは男の子が良いわ。えいっ(すぽぽん)」
「だぁぁぁぁ! 違うッ! そーじゃないでしょッ!」
「というところで今回はおしまい。生きてたら次回で逢いましょう。じゃばいばーい。あかねーどーして逃げるのーッ!」
「いやー。許してー!」
 
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