Top/This site/Animation/Manga/ParallelNovel/Links/
Manga
あかねとさゆりのきまオレ超研究コーナー
あいにく片想い!
そして…オレはその日からただ、ひたすら強くなるために頑張った! いつしかいじめっ子もオレのことをおそれてバカにしないよーになった────。さゆりちゃーん! オレ強くなりましたッ!!
「あ、そう。それで?」
「ですからオレは強くなって…あ、あれ? その人誰?」
「あたしねぇ…」
「………」
「この人のお嫁さんになるのー♪ 夜と言わず昼と言わず漢らしいこの人にわたしは。あ、あん♥」
「き…、きさまかッ! 春日ぁぁぁぁッ!」
「おっと。 ッ!」
「ぐぁ!──────無念」
「とゆーワケで、さゆりとー」
「あかねのー」
 「きまオレ超研究こーなー」
「ネオ整司。もういいわよ」
「あんなもんでよかったですか?」
「なかなかの熱演だったよ。アタシも思わず本気でローキック入れちゃった」
「思わず、ね」
「急所はずれてました。あかねちゃん今日はどーしたんです?」
「まぁ、いーじゃない。さ、今回のテーマを発表して」
「今回はテーマ決めずに寸劇の続きをやるわ」
「イヤだと言っても訊いてくれないでしょうから、やりますよ」
寸劇の続きいきまーす
「……………。」

「じゃ始めるわよ。あかね、いいわね?」

「う、うん…」
「えーコホン…。さゆりちゃんがあんなヤツに惚れるはずはない。きっと騙されているだけなんだ」
「あんなヤツってのがあかねの事ね。ま、あたしをを騙せるヤツなんかそーそーいないでしょうけど、あかねなら手の内知ってるから可能性はなきにしもあらずね」
「見てろ。アイツの本性を突き止めてやる」
「要するに自分に後ろ暗いところがあるからそーゆー思考に走るのよね。でも、あかねの本性を暴いたら確実に消されるわよ」
「ムムッ!あれは────アイツ、女ったらしだな!」
「違うわ。あかねが女ったらしなのではなく、単にオトコより漢らしいだけなのよ。わかっちゃいないわね」

「わからせよーとするな。憤懣やるせない表情で指を食わえるな」

「反論はダメよ。わかってるでしょ?」
「う…」
「うわっ。こんなにいやらしー本を…アイツ、相当スケベだな…おおおおおおっ! ハァハァ」
「あかね。あたしに隠れて何エッチな本を立ち読みしていたの? 怒らないからあたしにも見せなさい」
「ば、バカ言ってんじゃないわよ。アタシが店先で堂々とエロ本を立ち読みするワケないじゃないッ!」
「エロ本とは言ってないわ。ふ」
「く…」
「先…続けますね。─────やっぱりオマエ、さゆりちゃんのことをたぶらかしていたんだな!?」
「それ間違い。もうあんなことやこんなことを…思うがままに…ね。そうよね?」
「うぐ…」
「あ、いや、その…。さいならー!」

「だらしないわね。あかねなら衆目顧みず押し倒すところよ.。ねぇ、あ・か・ね?」

「ぐぬぬぬぬ」
「だ、だめだ。さゆりちゃんの前だとあがっちゃって。何にも言えなくなってしまう…オレってシャイ!」
「シャイ!って叫ぶのはどーかと思うわ。あかねなら」
「ぬぁぁぁっぁぁぁぁぁあっ!」

「以上で終わりです。あかねちゃん大丈夫? 明らかに様子おかしいんですけど?」

「気が済むまで哭かせてあげて。今回はあかねに《反論してはイケナイ縛り》が適用されていたの。どんなにバカにされても耐えて耐え抜く。そして今回の悔しさをバネに秘密の特訓に打ち込み、強くなって還ってくる───」
「はぁ…、そーだったんですか。────って、今以上に強くなる必要あるんですか? 激しく身の危険を感じますよ?」
「それは次回のお楽しみ。じゃ」
 
Manga
Top/This site/Animation/Manga/ParallelNovel/Links/