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あかねとさゆりのきまオレ超研究コーナー
秘密のアルバイト!
「あかねってマジメ女なの?」
「そ、そんなことないよ」
「そーだろうね。だって、ネオ整司をぶっとばしてあたしとエッチしてるんだもん」
「してないしてない」
「そーゆーの、なんてゆーか知ってる?」
「漢とか言わないでよ?」
「……………」
「──あ、やっぱり漢って言おーとしてたな!?」
「今晩…泊めてくれない?」
「台本スキップしやがったわね。ダメ。ダメよ!」
「鮎川まどかにはだまってるから、ね?」
「ウソ。アンタ絶対言うもん。んで、アタシとまどかちゃんが修羅場ってる現場を岩戸の陰からこっそり覗いて楽しむつもりなのよ!」
「違うわ。写真に収めて売るのよ。あかねとあのオンナの絡みならそっち方面でバカ売れ間違いなし。いいアルバイトになるわ」
「アンタには額に汗してアルバイトしよーという健全な精神は一欠片もないの?」
「あるわよ。下僕達の額に汗かかせて貢がせるとゆースマートかつ合理的な精神が」
「アンタにだけは弱み握られたくないわね。想像するだけで悪い汗が出ててくるわ」
「あ、それ。汗じゃない。ラブジュ─────」
「わわわ! わーわーわー! あかねとー」
「なーに動揺してるのよ? 漢らしくないわ」
「ええい。前回アタシにHネタ禁止とぬかしておきながら、何の躊躇いもなくツルッと口滑らせちゃってるのは、このツインテール!? このツインテールなの!?」
「痛ぁーい! さゆりのー」
 「きまオレ超研究こーなー」
アバカブのアルバイト店員が代わるとお店の雰囲気がどー変わるか
「例えば、アタシがアルバイトだったら」
「暴力喫茶はんたーい」
「た、例えば、アタシがアルバイトだったら」
「大将ー。玉子焼きひとつくださーい」

「へいッ、タマゴヤキぃ、お待ちぃぃぃ─って違うだろッ! 寿司屋じゃない! アバカブよアバカブ、喫茶店よ!」

「わかってるわ。あかねがアバカブでバイトしている時に入店したお客さん、仮にK君としておくけど、そのK君はあかねを見た瞬間から、返り討ち覚悟であかねの頭に手ぬぐいをキュッと巻きたい衝動を抑えていたんだけど、いざオムライスを注文する段になって、うっかり本音がぁ、ってゆーケースを再現してみたの」
「そんなケース再現すんな! それに、あたしの頭に手ぬぐい巻きたい衝動に駆られて身悶えするよーなマニアを登場させるな! ああもう! アタシのエプロン姿見たさにリピートしてくれるお客はいないの!?」
「ふ、そーくると思って既に用意してあるわ。この衣装でリピーター増やしまくるのはどう? スカートの丈は短く、どこまでも白く純粋さを表現したカチューシャとフリルのエプロンとチョーカー。流行のゴシックロリータ風味を取り入れつつ、華美にならない佇まい。男の嗜好を知り尽くしたこのあたし自らプロデュースしたメイド服で決まりよッ! ホラ、あかねも着てみて」
「うは。これまたマニアックな」
「まんざらでもないって顔してるわよ? あかねスタイルいいし絶対、似合うわ。はい、鏡の前に立つ!」
「なんてゆーかアタシはこーゆー、オトコに媚びたような衣装はその──────あ」
「ほらぁ、似合ってるじゃない。あとは人前で喋らなければパーフェクトよ」

「なんですと?」

「はーい。トレーと伝票持って、にっこり笑顔」
「にこっ」
「いいわよ。じゃ、そこで軽やかにターン」
「くるっ」
「次にスカートたくし上げ、中に手を入れて」
「ささっ」
「内股のホルスターからベレッタを抜いて撃つッ!」
「バーン ♥!!」
「ごはッ!?」
「連射ッ!」
「バーン、バーン ♥!!」
「ぐほぁッ! な、なんで…」
「ふ。完璧だわ」
「コラーッ! 注文も聞かないでいきなりお客を撃つ喫茶店がどこにあるのよ! ってか、アタシに撃たすな!」
「平気よ。ゴム弾だから。言い忘れてたけど、お客に扮した悪党を無力化するためなら、この程度の武力行使は許されてるの。法律が許さなくても、オーナーであるあたしが許す」
「いつからアバカブがアンタの喫茶店になったのよッ! B級西部劇さながらに理不尽な経営姿勢なのよッ!」
「腕の立つメイドが欲しかったの。さぁ、契約書にサインして。あかね。貴女じゃなきゃこの店は守れないッ!」
「やだ」
「ううーん」
 「バンッ!」
「あぎゃ!」
「今の見た? ヤツ等の生命力を侮ってはいけないわ。あかねッ! 貴女には、この足元に転がっているネオ整司を代表とする妄想野郎にコーヒー一杯で何時間も視姦され、挙げ句の果てに電話番号を聞かれたりするバイトの女の子を守る義務があるのよッ! 牙を持たない人のために貴女が牙になるのよッ!」
「わかった…わかったよ。そこまで言われちゃ引き受けないワケにはいかないね。うん。こういう言い方は不本意だけど、アタシだって漢だ。まかせときな!」
「ちなみに時給は500円ね」

「アタシは旅に出る。さよーなら」

「まってぇー。あかねぇー。かむばーっっく!」
「ついてくんなーッ!」
 
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