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あかねとさゆりのきまオレ超研究コーナー
恋のディスタンス!
「あかね。あたしとのデートをすっぽかして何をしていたの? まさか…」
「か、カミリンの捕獲作戦で池さらってたのよ! アタシがさゆり以外のオンナとデート行くわけないじゃん。ホラこの眼を見なさい。これが負け犬の眼?」
「泳ぎまくってるんですけど。勝ち負けもかんけーないんですけど」
「ふ、ふん。アタシだって漢よ! 浮気の1つや2つ多めに見なさい!」
「男尊女卑の思想を振りかざして逆ギレするなんて漢らしくないわ。そんなあかねはこっちから願い下げよ。密会していた相手とせーぜー仲良くやりなさい」
「さゆり、アタシは…」
「教えておいてあげる。あたし満足したことないのよ。知ってた? 演技だったの。あかねはどー思っていたか知らないけど? ふふ、あははは、あーはっはっは」
「って、何よこの台本!! まるっきりアタシがヘタレ野郎じゃない!」
「もー腹くくったら? この程度の台本、漢らしくサラッと流しちゃいなさいよ」
「誰が漢かぁぁ!」
「はいはい。そんなワケで、あかねとさゆりのぉー」
 「きまオレ超研究こーなー」
嘘には真実が隠れてるかも。
「ふぅ。アタシのキャラ崩壊寸前だわ」
「あかねの場合、自分に嘘つけない性格がストレス貯める原因になってるのよ。それ、春日家の血筋?」
「アタシはまだいい方よ。恭介なんて嘘がバレた時の慌てぶりを観ているこっちの胃が痛くなるほどストレス溜めるヤツだから。ま、でも許し甲斐のあるヤツよ」
「あたしはむしろ騙され上手なタイプに燃えるわ。お互いが何処まで本気なのか探り合うのってスリリングじゃない?」
「とか何とか言っちゃって、相手の嘘に乗じて絡め取るつもりが、ぽろっとボロが出ちゃうタイプよねアンタ。でもね、それって結構チャーミングよ。うふ」
「うゅ、や、やめてよ。あたしはハンターなの! 獲物に情が移るなんて事ないわ。冷徹なマシーンのように狩って狩って狩り尽くすさゆりの皮を被った狩人なのよッ!」
「はいはい。そーゆー事にしておくわ。じゃ、そろそろヤツを召喚するわね。せーの」
 「ネオ整司。かむひあー!」
「ちーっす。前回は散々な目に遭った気がするんですが、どうも記憶が曖昧なんですよね。確か…あかねちゃんとさゆりちゃんを侍らせてハーレム」
「とぉ!」
「あがっ!? あぁ、2人ともご機嫌よう。どーしたの? オレに何か用?」
「小松くんって細かいことに拘らない、清々しい心の持ち主よねーって、噂してたの」
「そ、そーですかぁ? そっかー。うんうん。あはは、やっとオレの魅力に気づいてくれましたかー」
「それでね、貴方の魅力をもっと世の女性達に広く知らしめる必要があるとあたし達は思ったワケ」
「いやー。さゆりちゃんがそー言ってくれるなんて嬉しいなー。今日がオレの命日になっても悔いはないです。いやマジで」
「で、これから小松くんをよりグレードアップしたナイスガイにすべく、作戦会議をしよーとしていたのよ。プロジェクト名は【ロサ・セイジネンシス育成計画】!」
「なにやら、高貴な響きの裏にそこはかとない百合っぽさを感じますね。オレでいいんですか?」
「いいのよ。美しくスマートな恋の手練手管をみっちりと教え込んであげるわ。思うがままに女性達を虜にしてみたくないの? したいわよね? どうなの?」
「ししし、したいです! するするっ!」
「決まりね。じゃぁまずジュース買ってきて。アタシはつぶつぶオレンジ。果汁100パーセントのヤツね」
「あたし午後ティー。ミルク入りね。それと焼きプリン2人分。スプーンは忘れないで。はい、いってらっしゃい」
「はいっ! いってまいりまーす! でやっ!(ダッシュ)」
「行った行った。あんなに全速力で…プリン崩れないといーけど」
「崩れてたらやり直しさせるわ。幾らでも難癖はつけられてよ。おーほっほっほ」
「鬼百合」
「何を今さら。もう後戻りできなくてよ?」
「アタシがどんどん穢れていく……まどかちゃんごめんなさい。しくしく」
「もっと図太く厚顔無恥に生きなさい」
「そんなキャラ被りそうな事できませんって」
「──春日あかね。ハンティングリスト超SSランクへ格上げっと……」
「アタシのランクを上げるな。リストに加えるな」
「手遅れよ。あかねはアタシのも・の♥」
「い、いやぁぁぁぁぁぁっ」
「この続きは次回。じゃ」
 
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