Top/This site/Animation/Manga/ParallelNovel/Links/
Manga
あかねとさゆりのきまオレ超研究コーナー
哀愁チーク!
「はーい。そこのツインテールがいかしてるおぜうさん。オレと哀愁チーク踊ろうフォーリンラーヴ?」
「ふ。しなやかな腰、綺麗な指、サラサラの髪。あたし美しい男は好きよ。貴方ってオンナにしておくのは勿体ないくらい、いー漢だわ」
「さぁオレに身体を預けな。本物のチークってやつを教えてやるぜ」
「そこはお尻よ」
「わかってる。鷲掴みが望みならそーするさ」
「あ、あん♥」
「この距離を拒まない理由を教えてくれるならやめてもいい」
「ふふ。それは後でじっくり教えてあげるわ」
 「……………………」
「な、わけないでしょ。音楽止めなさいよ」
「あかねがあたしの足踏んだー。複雑骨折しちゃったかも…」
「全身そーしてやりたいけど…行くよ! あかねとー」
「さゆりのー」
 「きまオレ超研究こーなー」
ジェラシーと当てつけ。
「さゆりはチーク踊ったことある?」
「少なくとも今、あかねと踊らされたわ。あかねったらリード上手だから…ちょっと濡れちゃった…あたし…」
「死なす」
「半分冗談よ」
「全部冗談にしとけ」
「それはさておき、あかねは好きな人に当てつけな行動とった経験ある?」
「ないわ。アタシ素直だから。アタシが今回のまどかちゃんの立場だったら──」
「他のオンナと踊ってた彼をフロアにバックドロップで沈め、のたうつ脇腹にサッカーボールキックを叩き込み、意識飛んだのをこれ幸いと腕ひしぎで腕をあらぬ方向へへし折る所存ね。漢だわ!」
「いいえ。無力化した後、身ぐるみ剥いですっぽんぽんにして、マジックで体中に罪状を書き連ねてから、噴水に叩き込んでやるわ」
「社会的にも抹殺するワケね。あかねの彼氏になるオトコに線香あげといていい? なーんまーいだーじゅーんまーいだーせーんまいだー」
「コラ。まだ出逢ってもいないアタシの彼氏を冥土送りにしないでよ。チークタイムだってゆーのに独り寂しく照明の当たらない場所でピザ食べてる気分になるじゃない」

「さりげなく経験談? そーゆー時のピザってどんな味がするのかしら? チークタイムの時、スポットライト浴びてる側からだと行き場を失った有象無象が陰でひっそりピザを食べてる様子がよくわかんないのよね」

「待ってました。その疑問にバッチ答えてくれるゲストを用意してるの。ヤツならさゆりの疑問に恥も外聞もかなぐり捨て、魂が吐血する勢いで語ってくれるわ」
「どもー。小松整司でーす。さゆりたんラヴ!」
「紐! じゃない、ワイヤー持ってきて! ナノカーボンで出来てるヤツ! それから重力圏突破できる機体を用意して! 今すぐッ!」
「さゆり落ち着け! コレは小松くんなんだけどネオ整司なのよ! ホラ、よく見て。全身義体で電脳には模擬人格OSがインストール済みよ。左右脚部には由緒正しいなんちゃってバーニヤをビルドイン。飛べるのよ。自力で!」
「飛べ! ネオ整司!」
「オレ、チークタイムの時にピザなんて食べたことないです。あはは、だってオレはいつもさゆりたんとチークしてましたから。ええー? それ以上は答えられないなぁ。さゆりたんって見た目どーりウブなんですよ。だからオレが2人のヒミツを喋った事を知ったら、すっごく気にすると思うんです。ああでも、プイッってへそを曲げたさゆりたんも可愛いーんですよねぇ。あっはっはっは」
「トンでる。ナンパ野郎ウィルスに侵されてるわよ」
「リブートすれば…ええと、このコマンドを…認証…承認…承認…っと」
「レベル5ショウニン。ジバクシーケンスデュアルモードデサドウシマシタ。ラストフェイズマデ120セコンド。カウントケイゾク。104、103、102」
「やば。アンドゥーアンドゥー! 今のナシ!」
「お約束大爆発?」
「ムコウナコマンドデス。コマンドハハキサレマシタ。シーケンスゾッコウ。カウントケイゾク。88、87、86」
「うらぁッ!」
「グ、グ、ガガ、シーケンスゾッコウ。43、42、41」
「次叩くと爆発する展開だからここは逃げましょう」
「じゃ、今回はこの辺でさよーなら。さゆり! 脱出するよ! 早くボートに乗って!」
「オンナ2人で手漕ぎボートはシュールな絵面よね。あかね漕いで」
「まかせろ! うりゃぁぁぁぁ」
「3、2、1」
 
Manga
Top/This site/Animation/Manga/ParallelNovel/Links/