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あかねとさゆりのきまオレ超研究コーナー
くちびるシークレット!
「おまえは愚図でのろまなカメだ!」
「いいえ教官。巨大化したミドリガメなんです!」
「さゆりっ!」
「あかねっ!」
 「んー」
「おえぇ」
「ぺっぺ」
「ったく…それじゃ行くよ! あかねとー」
「さゆりのー」
 「きまオレ超研究こーなー」
ファーストキスは何の味?
「さゆりっ! アンタ妙な味がしたわよ!? 何食べてきたの?」
「誰食べて来たかなんて言わせないでよ。お互い様じゃない?」
「訊いてない。言わなくていい。お互い様じゃない」
「レバニラ炒めと餃子味じゃなかったことに感謝しなさい。ま、あたしの場合、愛し合っていればクサヤと納豆のミックス味でも全然へーきだけどね」
「へぇ、意外。アンタって実は恋しちゃうと寛大になるタイプだったの? 」
「わかるぅ? 3日お風呂に入ってない状態で最初は汚ぁーいとか思っていてもぉ、そこはホラ、愛する者を自分だけのものにしたいとゆー征服心とゆーか嗜虐心とゆーか」

「ごめん前言撤回。全力で否定させてもらうわ。アンタはそーゆー女よ……」

「で、今回のゲストは誰なの? 遅いわね」
「先に進めてましょ。あのね、アタシすっごく気になってる場面があるのよ。ひかるちゃんのファーストキスなんだけど」

「あぁ、それ。あの娘のファーストキスはレバニラ炒めと餃子と小松味よね。うえぇぇ、想像するだけで妊娠しそう」

「やっぱそーだよねー。恭介のヤツ、うがいする前にひかるちゃんと鉢合わせしてるもん。ひかるちゃん動転していて味を覚えてなかったのかなぁ?」
「どーなのかしら。あの娘も強烈な昼食だったとか? 煙草の吸いすぎで味覚麻痺してたとか?」
「あ、あんまり深く掘り下げるのはやめよーよ。漫画なんだからさ」
「あたしはむしろセカンドコンタクトで相手をダーリン呼ばわりしたあの娘が大したタマだと声を大にして言いたい」
「アタシもそんな風に呼べる相手に出逢いたい! ダーリーン!」
「呼んだ?」
「何か出た」
「小松くん遅い! もーアンタの出番ないよ!」
「つれないなー。この小松整司、あかねちゃんとさゆりちゃんのために前々回ICBMで飛ばされよーとも、こーして駆けつけたんですよ?」
「とりあえず縛らせてもらうわ」
「あ、イイッ!」
「悶えるな!」
「──で、アンタはどうしてレバニラ炒めと餃子を食べたりしたの? クラスメートに対する嫌がらせのつもり?」
「そーだよ。午後の授業が保健体育でマウス・ツー・マウスの実習だったらどーすんの? あぁそうか! 恭介にマーキングするつもりだったのね!」
「そんな設定ありませんって。それに、オレは春日にマニアックな感情抱いてませんッ!」
「あかね、信じられる? はい、準備終わり。今度はネギ背負わせておいたわ」
「もちろん信じられないわ。ネギだけじゃ手ぬるい。ニラとニンニクも抱き合わせてあげる」
「アンタのせーで1人の乙女のファーストキスが汚された。彼女はその事を想い起こす度に深く心を抉られ、人知れず涙で枕をしとどに濡らしているのよ。この罪は万死に値する」
「さゆり。アンタとこれほどまでに意見が一致するなんてアタシは嬉しい。嬉しいよ。ボタンは一緒に押そ!」
「ちょ、ちょと! タンマタンマ! 濡れ衣だ! オレの話を訊いください。ってゆーか訊けよキミ達!」
「却下」
「カウント120から4まで省略。3.2.1」
 「イグニッション!」
「なぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 
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